手縫いで入園・入学グッズシリーズの、第4弾。
この記事では、手縫いで作る巾着袋の作り方を
に分けて、写真付きで詳しく紹介していきます。
巾着袋は小さいので、縫う場所が少なく、とても簡単に作ることができました。
材料も少なく済むので、手縫いが初めての方でも挑戦しやすいと思います。
裁縫初心者の私でもできました。
ミシンは持っていないけど、手作りしてみたかった!
という方の参考になったら嬉しいです。
手縫いで入園・入学グッズまとめはこちらです。
使用したもの
まずは材料です。
- 布
- ひも
- 手縫い糸
シャッペスパン手縫い糸という糸です。
ミシン糸っぽい見た目ですが、手縫い用です。
もちろん、他の糸でも大丈夫です。 - アイロンテープ
内側の縫い代のほつれ止めに使います。
布用接着剤や、布用両面テープでも代用できると思います。 - チャコペン
手縫いの場合1日では完成しないので、「自然に消えないタイプ」と書かれたチャコペンを用意。
ない場合、フリクションペンはアイロンやドライヤーで消えるのでおすすめです。 - 定規
以上の材料と、手縫い針を使用します。
レシピ
裁断する布のサイズは、
で計算します。
袋口に通すひもは、
で計算します。
サイズを変えれば給食袋、マチをつければお弁当袋に。
1つ作れると、いろいろ応用できそうです。
マチの付け方はこちらで紹介しています。
筆者は同じ作り方で3サイズ作ったので、出来上がりサイズと布の裁断寸法、ひもの長さを記録しておきます。
よろしければ参考にしてみてください。
コップ袋
コップと歯ブラシを入れるため、子ども用の歯ブラシが完全に入る大きさにしてあります。
カトラリーセット入れ
スプーン、フォーク、お箸が入るカトラリーセットを入れるための袋です。
お着替え袋(裏地なし)
2種類の布を使う場合、まずは写真のように縫い合わせ、縦に繋げてから作ります。
作り方はこの後詳しく説明していきます。
一緒に作りましょう〜!
作り方とポイント
前回やってみてわかった縫うときのポイントは、
ことです。
斜めに縫い合わせてしまうと、表に返した時に縫い目から糸が見えて、カッコ悪いことになってしまいます。
初め、写真のように2針ずつ進めてみたのですがひっくり返してみると大失敗…
分厚いところも縫うので、これだと垂直に針を入れるのが難しいです。
時間はかかりますが、垂直を意識して1針ずつ刺して、抜いて、と縫うと、上手くできました。
工程はこちら。
それぞれで作ってわかったポイントも紹介しています。
- 裁断
- 脇を縫う
- 布端のほつれ止め
- 紐通し口を作る
- 紐の通り道を縫う
それではやってみましょう!
①裁断
このように模様がある布は、模様にそって目印を書き、それを目掛けて切っていきます。
チェック柄などを選ぶと、より真っ直ぐに切りやすそうです。
模様がないものは、もともとある生地の端の真っ直ぐを利用して裁断します。
ハギレなら、裁断の手間がさらに省ける!
②脇を縫う
生地を中表で半分に折ったら、脇を縫い合わせます。
縫い代は2cmです。
この時上から8.5cmを残して縫い合わせます。
完成品の大きさが違っても、ここは8.5cm残しでOK!
端から2cmの所に印をつけて、しっかり折り目をつけ…
この線に沿って、巾着の下から縫い合わせます。
なみ縫いでもできるようですが、筆者は使用する糸が細いので、今回は本返し縫いで縫いました。
8.5cmを残して縫えました。
縫い代は割って、爪でしっかり折り目をつけておきます。
できました!
布を2種類使う場合は、縫い代1.5cmで縫い合わせ、縦に繋げます。
縫い合わせた部分は縫い代を開き、まつり縫いなどでほつれ止めをします。
筆者は簡単にアイロンテープで止めておきました。
ここまで来たら、コップ袋と全く同じ手順で、縫い代2cmで脇を縫うところから進めていきます。
③布端のほつれ止め
袋を使っているうち、中の布端がほつれないよう、ほつれ止めをしていきます。
まつり縫いや袋縫いなど、縫い方で処理する方法もありますが、筆者は簡単に、アイロンテープを使用しました。
以下のような布用接着剤や布用両面テープでも代用できると思います。
テープの場合は、幅1cm以下を選ぶと良いです。
先ほど縫った部分の上下の縫い代に、切り込みを入れます。
縫い代の1枚を、縦半分に切ります。
短い方の縫い代を、長い方の縫い代で包むようにして止めることで、布端を隠し、ほつれないようにしていきます。
アイロンテープを貼り付けて…
短い方を長い方で包みます。
できました!
簡単。
このほつれ止めの手順は完全に筆者の我流なので、気になる方は他のやり方を調べてみてくださいね。
④紐通し口を作る
今度は紐通し口を作っていきます。
縫わずに残しておいた8.5cmの縫い代を割って、しっかり折り目をつけておきます。
1度巾着を表に返して、写真のように印をつけます。
布と布が合わさっているところを中心に、左右0.7mmの所に縦線をひき、先ほど縫わずに残しておいたところの少し上で結んでいます。
ここは表から見える部分なので、表を見ながら印に沿って縫います。
縫い目の部分は強度が心配だったので、何回か縫いました。
できました!
⑤紐の通り道を縫う
巾着を裏に返します。
袋口を1.5cm、3cmのところでそれぞれ折り、爪でしっかり折り目をつけます。
ここが、紐を通す道になります。
折り目の下から0.7cmのところに線をひきます。
ここは表から見える部分なので、なるべくきれいにまっすぐ縫いたいため、表側も同様に、折り目の下から0.7cmのところに線をひきます。
表からは折り目が見えないので、手で探りながらひきました。
ここを、なみ縫いしていきます。
表、裏の線を確認しながら縫っていきます。
なみ縫いができました。
このままでも使えますが、筆者はミシンっぽくしたかったので、このなみ縫いのあいだを埋めるように、折り返してなみ縫いをしました。
できました!
左右からそれぞれ紐を通し、結んだら…
完成!
所要時間
所要時間と費用を振り返ると…
となりました。
少ない材料で、とても簡単に作ることができました。
ハギレはお手頃価格で、柄も豊富。
初心者でも、楽しく作ることができると感じました。
まとめ
今回は、手縫いの巾着袋作りにチャレンジしてみました。
簡単で、使える幅が広く、他のものに応用もきく巾着袋は、
という方には、ピッタリの挑戦だと思います。
入園・入学グッズにはもちろん、ちょっとした小物入れとしても。
楽しく作れるのでとてもおすすめです。
よかったら試してみてくださいね。
やっぱり作るのはちょっとな…
という方には、既製品もおすすめ。
入園・入学グッズ一式セットもあります。
その他の手縫い入園・入学グッズは以下の記事にまとめてあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。