15年近く使っていた縦型洗濯機がついに壊れ、憧れのPanasonic ドラム式洗濯乾燥機を迎えました。
使い勝手も機能も、縦型とは全然違うドラム式。
寿命が短い!壊れやすい!などの評判もありとても悩みましたが、

どうしても乾燥機が欲しい!
という理由でドラム式を選びました。
今回は、初めてドラム式洗濯機を使ったマンション住まいの主婦が、
- マンションの洗面所に設置した様子
- ドラム式洗濯機のデメリット
- メリット
- 電気代について
を詳しくレポートしていきます。
次の洗濯機は縦型?ドラム式?と悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
マンションに置いてみた。
どのメーカーのドラム式洗濯機にも言えることが、縦型洗濯機に比べてサイズがかなり大きくなるということ。
まずは、マンションの洗濯機置き場にドラム式洗濯機を置いた様子を紹介します。
今回我が家に迎えたのは、Panasonicのドラム式洗濯乾燥機、NA-LX129Dです。
置いてみると、こんな感じです。


正直、縦型洗濯機に比べびっくりするほど大きかったです。
排水パンにぎりぎり足が乗っていて、前に本体がかなりはみ出しています。




横幅、高さも大きくなっていて大迫力ですが、1番気になるのは奥行きがかなり大きくなったこと。
排水パンから内側に約12cm、ボコッと飛び出していてとてもインパクトがあります。



大きさを確認していなかったので、ちゃんと入るかヒヤヒヤしました。
我が家の場合、かろうじて通路に干渉しないので慣れたら気にならなくなりましたが、洗濯機置き場の場所によっては困ることもありそうです。
マンション暮らしの場合は特に、置く前に寸法を確認しておくことをお勧めします。
ドラム式洗濯機のデメリット
ここからは、縦型洗濯機と比べて感じるドラム式洗濯機のデメリットについて紹介していきます。
全てが大きい。


先述した通り、縦型に比べるとかなり大きくなったため、最初は洗面所に圧迫感を感じました。
その分、容量は7kg→12kgに増え、乾燥もできるようになったので、致し方ないとも言えますが、戸建に比べると置く場所に限りがあるマンションでは特に、洗濯機置き場の場所によってじゃまに感じる方もいるのではないかと思います。
音や振動も、やはり大きくなったように感じます。
特に、乾燥機が回っている時間は最低でも1時間、長い時は2時間以上。
今まで静かだった時間に乾燥機が回っていることになるので、気になるという方もいるかもしれません。
ちなみに、夜洗濯乾燥を回す予定の方は音や振動が気になるかもしれませんが、築7年の鉄筋コンクリートのマンションに住む筆者の場合、ご近所迷惑になるほどの大きさではありません。
ただ、音や振動がどれだけ伝わるかはマンションの構造にもよりますし、戸建てでも間取りによって(直下に寝室があるなど)は気を遣う場合があると思いますので、今お住まいの環境、これから住まう環境のことを考慮した上で購入を検討した方が良いと思います。
使いこなすまでが…


楽しみにしていた乾燥機能ですが、おまかせ運転でも生乾きに仕上がっている時があり、慣れるまでは困ることがありました。
夜にタオルを洗濯機に入れ、乾燥機をかけ、翌日ふわふわ!というのが理想ですが、朝洗濯機を開けると生乾き…
乾燥運転が終わってから4〜5時間、生乾きのまま密閉された温かい洗濯機の中にいれば、逆に生乾き臭が出てしまいそうです。
使って行くうちにコツを覚え、今では生乾きに悩まされることはなくなりましたが、初めのうちは色々と試行錯誤が必要でした。
「手放しでうまくやってくれる」というほど都合の良いものではないな、と感じています。



期待しすぎてしまうのが筆者の悪い癖です。
縮むのは当たり前。


実際に乾燥してみようと洗濯表示を見てみると、実はタンブル乾燥可能な洋服はほとんどないことが判明。
おしゃれ着はもちろんですが、ヒートテックをはじめとする肌着類まで、本当は乾燥機NGなのです。


熱に弱い素材(化学繊維、綿など)のため縮みやすいから
ボタンなどの装飾が劣化するから
プリントが施されているから…
など理由は様々。
洗濯表示をしっかり守るなら、本当に乾燥機にかけても良いのはタオルぐらいです。
それだけでは元も子もないので、おしゃれ着以外は自己責任で、縮み覚悟で乾燥機に入れています。
2、3回の洗濯乾燥で劇的に縮むことは今のところないですが、少しずつ小さくなっている感覚はあります。
試しに同じ靴下を、履く頻度が高いものと、低いもので比べてみると…


見ての通りかなり縮んでいます!



筆者もこの記事のために初めて比べて、びっくりです。
こんなに縮んでいたんだ……
乾燥機を検討している方で、洋服を大切に着たい派の方は、ぜひ今持っているお洋服の洗濯表示を見てみてください。
もしかすると、思ったよりも乾燥機は必要ないかもしれません。
壊れやすい。


家電量販店の営業の方曰く、縦型洗濯機の平均寿命は9〜10年。
対して、ドラム式洗濯機の場合は7〜8年で、どうしてもドラム式の方が寿命は短いとのこと。
だとすると、我が家の先代縦型洗濯機は約15年で壊れたのに対し、ドラム式は縦型に比べて半分ほどしかもたないということになります。
筆者の周りにも、
ドラム式洗濯機が5年で壊れた!
買って間もないのに不具合がある。
という方は結構いて、ドラム式洗濯機の方が弱いのかな…という実感があります。
もし乾燥機を使う頻度が低い場合、値段が高いのに壊れやすいというのは超低コスパ。
ドラム式を使ってみて、結局縦型に戻る方も少なくないといいますが、正直頷けます。
ドラム式洗濯機のメリット
ここからは、筆者が購入したPanasonic NA-LX129Dのことを中心に、ドラム洗濯機のメリットを紹介していきます。
乾燥ができる。


ドラム式洗濯機最大のメリットは、乾燥機能付きであるということです。



正直、ドラム式洗濯機を買う理由はこれだけ!と言っても過言ではない。
乾燥機能を使うことで、「洗濯を干す」という家事を10→1に減らすことができましたし、急な洗濯物にも楽々対応できるようになりました。
子どもが洋服を汚しても余裕。
今まで洗うのが億劫だったシーツなどの大物も、乾燥までお任せできて本当にありがたいです。
特に我が家の場合、花粉の季節は外に干せず家中に洗濯物を干すこともあり、洗濯物をくぐり抜けたり、落としたりととてもストレスでした。
乾燥機のおかげで、家中が洗濯物だらけになることはほとんどなく、生活がとても快適になりました。
アイロン要らずの仕上がり。


ドラム式の横回転のおかげか、洗濯物のねじれ・絡みがほぼ無くなりました。
そのため洗濯機から出して干すだけで、シワなく着ることが出来るように。
縦型洗濯機では、洗濯物がグリングリンにねじれて絡まり、干した時にいくら伸ばしてもそのシワは取れることがありませんでした。
15年前の型式なので比較は難しいですが、縦型の回転ではどうしてもねじれが発生してしまい、それをそのまま脱水するので雑巾を絞ったような状態で仕上がっていたのではないかと思います。
ドラム式の場合、横に回転して上から落とすようにたたき洗いしてくれるので、仕上がった時のねじれがとても少ないです。
そのためすぐに干せば、シワのない清潔感ある仕上がりになります。
仕事用のYシャツも、ほぼノーアイロンでよし。
気になるところがあればスチームでちょい、でよくなり、とても楽になりました。



以前は形状記憶やノーアイロンを信用していませんでしたが、ドラム式にしてから本当にノーアイロンで済むのでびっくりしています。
天然素材が多く含まれた洋服をピシッと着たい方には満足しずらいかもしれませんが、筆者の場合は、家にあるすべての洋服がアイロンなしで着れるようになりました。
以前ならアイロンが億劫で手を出さなかった洋服にもチャレンジできそうです。
自動投入が楽。


それほど手間に感じていなかった「洗剤を入れる」という家事。
なくなってみると、思っていたよりずっと快適です。
生乾き、洗い残しを防ぐなら、入れすぎも、少なすぎも良くない…と思うと、洗濯量によって洗剤を入れる量を調整するのも意外と面倒なのです。
洗濯量に応じて水量も洗剤量も良きように適正な量にしてくれれば、汚れ落ちは良く、洗剤量の節約にもなります。
そして何より、
洗剤を入れたか忘れた…
洗剤をいれたままフタを開けっぱなしで洗濯できてなかった…
と言う経験があるのは、筆者だけではないはず。
とにかく入れて、扉を閉めて、スタートを押す。
洗濯がとても簡単になりました。
電気代について。
気になる電気代についてですが、使い始めて3ヶ月、我が家の場合は消費電力が減りました。




もちろんすべて洗濯機のおかげとはいえませんが、生活スタイルは全く変えずこの結果です。
現在筆者が乾燥機を使うのは、週に4〜6回。
乾燥時間はお任せで、量に応じて1回あたり2時間前後です。
ハンガーにかける洋服やおしゃれ着を除いた洗濯物、バスタオル、家族3人分のシーツなど、ほぼすべての洗濯物を乾燥機にいれています。
洗濯乾燥機を使う前は、週に2、3回浴室乾燥を使っていました。
外干しできない花粉の時期や梅雨の時期などは、かなり長い時間浴室乾燥を使っていたこともあります。



調べてみると、浴室乾燥に比べドラム式洗濯乾燥機の電気代の方が圧倒的に安い。
それもあってか、ドラム式洗濯機に変えてからの方が、むしろ去年の同じ頃より節約できているという結果になりました。
まとめ
ここまでドラム式洗濯機のメリット、デメリットなどをレポートしてきました。
これを踏まえて、筆者が考える洗濯機選びのポイントは…
- 乾燥機がほしいかで選ぶべし!
です。
メリットで紹介した自動投入や絡まないことも素晴らしいのですが、正直、最近の縦型洗濯機にもある機能とも言えます。
唯一、縦型で同じレベルは不可能なのが、乾燥機能。
これだけは、現在の縦型洗濯機では追いつけない、ドラム式洗濯機の良いところです。
よく使う人にとっては、乾燥機がある生活は、本当に素晴らしいものです。
家事が楽になり、部屋干しが少なくなることで快適になり、浴室乾燥を使わないことで消費電力まで抑えられました。



ドラム式洗濯機はとても高いですが、コスパが良いと思える活躍ぶりです。
逆に、乾燥機能が必要ない方にとっては、高いのにドラム式を買う必要は特になし。
コンパクトで長持ちな(できれば自動投入が付いている)縦型洗濯機をおすすめしたいです。



最近の縦型洗濯機の進化は凄いらしい。
生活スタイルは千差万別。
皆さんのお買い物の参考になれば嬉しいです。
その他の家電レビューはこちら。




最後までお読みいただきありがとうございました。