ルンバのある暮らしで人生が変わるほどの革命が(いい意味で)起きた我が家ですが、正直、

期待しすぎたかな…
と感じているポイントがいくつかあります。
今回は、実際に約9ヶ月間使ってみて、Roomba(ルンバ) j7+の
- デメリット
- 残念なポイント
を6つ紹介していきます。
お買い物の参考になれば嬉しいです。
最新!1台2役のルンバコンボのレビューも。
ルンバの記事まとめはこちらです。


使用している環境
消耗品の交換頻度は、
- 部屋の広さ
- 稼働回数
- ペットの有無
などでかなり変わってきます。
紹介する交換頻度やコストは、以下の環境で使った時のものです。
- Roomba j7+
- 犬と2歳児と4人暮らし
- 約75㎡のマンション
- 1日あたり2〜3回稼働



ご自身の環境と照らし合わせてレビューをご覧いただけたらと思います。
買って後悔…?ルンバの残念ポイント6選。
ルンバのデメリット、残念なポイントは以下の6つです。
- 消耗品にお金がかかる。
- 音が大きい。
- 間取り学習機能が微妙…
- 段差センサーがイマイチ。
- 障害物、本当に避けられる…?
- 完璧…ではない。
一つ一つ見ていきましょう。
①消耗品にお金がかかる。
最もデメリットに感じるポイントは、想像以上にかかる消耗品のコストです。
ルンバにお掃除を頼めると、家事が楽になるのは間違いないのですが…
- 代わりにお金はかかる。
と考えておいた方が良いと思います。
こちらの記事で、ルンバ消耗品の実際の交換頻度と年間でかかるお金をまとめています。


家事はとても楽になりますし、満足度はかなり高いですが、コスパが良いとは言いにくいです。
交換のタイミングを無視して使い続けようとすると、ルンバが稼働してくれなくなったり、吸引力が急激に落ちたりするため、やっぱり定期的に交換せざるを得ません。
市場には互換品が多く出回っており、中にはレビュー評価が良く正常に作動しそうなものもありそうです。
ただし、作動はしても、機能が同じかは保証がありません。
特に、純正の紙パックやフィルターがカットするアレルゲンや花粉は目に見えませんから、互換品の機能は自分では確かめきれませんよね。
となると、やはり1番安心なのは純正品…。
ルンバを検討中なら、先に、年間でかかるコストも計算しておくと、後悔が少ないと思います。
ルンバの消耗品の1つ、エッジクリーニングブラシの互換品を使ってみました。
こちらも併せてご覧ください。


②音が大きい。


よく「うるさい」と言われるルンバの音。
稼働中の音は、手動の掃除機とほぼ同じで、掃除機をかけている部屋では、離れていると会話ができない程度です。
それでもうるさいと思ってしまう原因は、
- 手動の掃除機より掃除に時間がかかる
- 壁や物にぶつかる
ことにあります。
我が家の場合、ルンバが全部屋を掃除するのに約1時間半かかります。
これは、手動で掃除機をかける3倍の時間です。
すぐ掃除が終わればそこまで気にならないと思うのですが、なにしろ長いのでうるさくて止めたくなってしまうのです。
また、壁やものにぶつかる音はさけられません。
以前のモデルに比べると、衝突による衝撃はかなり軽減されたというものの、やはり結構な勢いでガンガンしてくる印象です。
隣の部屋にルンバが来れば、稼働音+壁やドアにぶつかる音でドアを閉めていてもかなりの騒音に感じます。
さらに、クリーンベース付きの我が家のルンバは、掃除が終了すると集めたゴミをダストボックスに吸い込みますが、この音も尋常でないほど大きい。
吸い上げている音がするのは5秒ほどですが、使い慣れた今でも覚悟しないとびっくりするほど大きいです。
というわけで、我が家では日中、在宅時にルンバを稼働させることはほとんどありません。
2歳の息子はルンバを怖がるので、食べこぼしをちゃちゃっとお掃除…のような使い方は今のところできていません。
運よく我が家の犬はルンバを怖がりませんでしたが、かなり大きい音なので、普段大丈夫なわんちゃんもびっくりしてしまう可能性は十分にあると感じます。



ペットや小さな子どもがいる家庭は、配慮が必要かも。
就寝中には、リビングダイニングだけを掃除してもらっています。
幸い、寝室までの距離が遠いため、寝入ってしまえば気にならないのですが、時々眠りが浅いと音で起こされます。
音の気になり方は人それぞれで、間取りによっても異なりますが、中には音がうるさくて眠れない…となる方もいると思います。
就寝中の使用を考えている方は、かなり慎重に考えた方がよいと思います。
③間取り学習機能が微妙…
Roomba j7+は、間取り学習機能を持っています。
ルンバが掃除をしながら作ったマップを使って、掃除場所の指定や、念入り掃除、進入禁止の設定ができる、という機能です。
掃除が必要な部屋をピンポイントにお掃除してもらったり、ダイニングテーブルの下など汚れやすいところを念入りにお掃除してもらうことができる点は、それなりに便利なのですが…
精度に関しては、あまり期待しないほうがいいかな、と思います。
- 毎日掃除をしながら地図を更新していってしまう
- 地図の形はユーザーが変えられない
ことが原因で、ルンバが作成するマップがどんどん現実と離れていくのです。
例えば、こちらはある日ルンバが作ったマップ。
赤エリア→筆者が設定した進入禁止エリア
緑エリア→この日ルンバが見つけたよ!と言ってきたエリア
黄色で囲ったエリア→本来の我が家の間取り
となっています。


黄色で囲った部分の外側に、空間があります。
これはルンバが勝手にあると思い込んでいる架空の空間なのです。
初めてマッピングした時は、我が家の図面を見ているほどの正確なマッピングに驚いたのですが、日に日にあるはずのない空間を見つけては、地図が広がっていき、今に至ります。
左上のランドリールームに関しては、もはや架空の部屋まで作っています。
これで何が困るかというと、1つは、掃除場所の指定をしても正確に掃除をしてくれないこと。
ある日、ダイニングの掃除をお願いすると、ダイニングのつもりで洗面所をいつまでも掃除していたことがあります。
部屋の境界線や部屋の名前をその都度確認し、再設定しておかないと検討違いのところを掃除してしまうことがほとんどです。
もう一つは、「ここに部屋があるはずだ…!」状態のルンバが、部屋を探して壁にぶつかったり、いつまでも探索し、時間が余計にかかること。
しまいには諦めて帰り、「指定のエリアを一部掃除できませんでした」と言われます。
掃除できなかった思い込んでいるのはルンバだけなのですが…
ルンバが作った地図の形は編集することができないため、このように勝手に作ってしまった場合、また作り直さなければならないのも面倒。
「世話が焼けるなぁ、かわいい」程度で、間取り学習機能にはあまり期待しすぎないほうがいいかなと思います。
④段差センサーがイマイチ。
我が家の玄関にあるたった1か所の5cmほどの段差に、必ずと言っていいほど落ちます。
段差センサーが汚れたら、言われた通りに何度か磨いているのですが、それでも認識してくれません。
対策するには、アプリで進入禁止の設定をするか、柵などで物理的に進入を防ぐしかありませんが、前述のように、間取り学習機能が微妙なので、日に日に進入禁止エリアがずれていき、やっぱり落ちます。
となるとやはり、物理的に防ぐしか方法はありません。
我が家は玄関なので、靴を並べて外出するようにしています。
たった1ヶ所しかない段差にとことんはまるので、段差がたくさんある家ならどうなってしまうのかと思います。
もし2階で使用するなら、掃除のたびに階段ガードは必須だと感じます。
⑤障害物、本当に避けられる…?
Rooma j7+は、「ユーザーの指示通りに障害物に対応」する、としており、充電ケーブルや犬のフンも避けられると謳っていますが、これもあまり信用なりません。
我が家のルンバが飲み込んだことがあるものをみてみると…


ミニサイズの色鉛筆、ガチャポンサイズの小さな線路、車のマグネット…
大体全て10cmほど。
結構大きいものまで吸いこんでいます。
エラーが起こりダストボックス内で見つかるか、紙パック交換時に紙パックの中で見つかります。
おそらく、他にも色々吸い込んで知らないうちに捨ててしまっていると思います。


また、大きめの車のおもちゃや、軽めの箱、スリッパなど、吸い込めずともルンバの力で動かせてしまうものは、完全に気づかず家中を連れ回してしまいます。
ルンバの公式HPを確認したところ、
※回避する障害物:コードやケーブル、ペットの排せつ物*、靴やスリッパ、靴下、ファブリック、衣服、リュックサック、ペットの食器、猫用トイレ、ペットのおもちゃ(ボールやロープなど)(回遊する障害物は順次アップデートされます。)
iRobot公式HP
と小さく書いてあります。
この機能自体が発展途上のようです。
ルンバが障害物を発見すると、写真を撮ってきて、これは一時的な障害物か?障害物ではないか?進入禁止を設定するか?と聞かれます。
これにユーザーが答えることで、障害物に対応する力がどんどん良くなっていく、ということのようですが、そもそもスリッパやミニカーを、「障害物ですか?」と聞かれたこともない。
この感じでは充電ケーブルは、怖くて垂らしておけないですし、ペットの排泄物を避けられるなんて信用できない…
というのが正直な感想です。
(ちなみに、ペットのフンを吸い込んでしまったら、1回まで交換可能、という保証付。)
結局、稼働前は全てのおもちゃや広告用紙、充電ケーブルが床に落ちていないかを確認せざるを得ません。
それでも見落としがあると、必ずと言っていいほど何か飲み込んでいます。
CMや広告ではかなり限定的な環境下でのことを言っていることが多いですし、全てをルンバに任せっきりにはできないと思っていた方がいいと思います。
⑥完璧…ではない。
当たり前かもしれませんが、ルンバに全ての空間のお掃除を、完璧にお任せできるというわけではありません。
例えば、段差の先の空間、扉を開けっぱなしにできない部屋は掃除ができませんし、家具と家具の間や床との隙間はかなりの埃が溜まっていきます。
カーペットも認識して、それなりに頑張って掃除をしてくれていますが、犬の毛は取りきれません。
また、Roomba j7+は丸型なので、部屋の隅の掃除も甘いです。
例えば我が家の場合、ルンバの進路を塞ぐため扉を開けっぱなしにすることができない、トイレとウォークインクローゼット内は、2日に1回ほど手動で掃除機を、カーペットには気になった時に粘着クリーナーをかけます。
さらに、部屋の隅やルンバが入れない隙間は、1週間に1回、ウェーブをかけています。
こちらの記事でお掃除完璧!と評価しましたが、あくまでロボット掃除機として、という話。
もし、手動で掃除機をかけるレベルを期待するなら、ルンバは不十分かもしれません。



毎日2〜3回掃除機をかけていた頃に比べれば、格段に楽にはなりました。
まとめ・ロボット掃除機にどこまで求める?
我が家がルンバを使ってみて感じた、デメリットをご紹介しました。
掃除の大変さや、嫌だと感じるポイントは人それぞれ。
高額なロボット掃除機に対して、どこまで求めるのか?
どれくらい任せられたら合格点を出せるのか?
と考えてみると、後悔なくお買い物ができるかもしれません。
実際、これだけデメリットを上げたものの、ルンバがきてから本当に家事が楽になり、筆者は大満足しています。
良いところはこちらの記事にまとめてあります。


最新!1台2役のルンバコンボ


掃除機と同時に拭き掃除までしてくれる、ルンバコンボが我が家にやってきました!
以下の記事で詳しくレビューしています。
最後までお読みいただきありがとうございました。