タイムシェア旅行

【円安】HGVCオーナーの現実。タイムシェアの価値とは?メリット・デメリットを考える。

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我が家は、ヒルトングランドバケーションクラブHGVC)のタイムシェアを所有して6年になります。
この記事では、タイムシェアオーナーとして避けては通れない

  • タイムシェア所有と円安
  • 所有するメリットはあるのか

についてレポートします。
素人の肌感覚ではありますが、実際に円安の影響を受けているタイムシェアオーナーとして、筆者の考えをまとめておきたいと思います。

タイムシェアを検討中の方や、タイムシェアを手放そうか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

タイムシェアって何?という方はこちらから。
記事の中でタイムシェアを詳しく説明しています。

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我が家に起こったこと

円安」というワードが飛び交い始めたのは、2022年の4月ごろでした。
それまで110円/ドル前後だった円が、毎日みるみる安くなり、半年後には150円/ドルを突破。

その後もその波は収まらず、2024年6月現在160円/ドルを超えたことが話題となっています。
約2年で、あっという間にドルが約1.5倍の価値になってしまったのです。

歴史的円安が始まった頃は、前回子連れでハワイに行った直後でした。

ヒルトンのタイムシェアでは、支払いはすべてドル建て
つまり、

  • タイムシェアにかかる全ての支払いが、1.5倍増えた

というのが、まず我が家に起こったことです。

ここからはもう少し具体的に記録していきます。

管理費が上がった。

1番影響が大きいのは、管理費の金額です。
我が家の場合は隔年契約なので、2年ごと年末に支払います。

例えば、我が家が現在所有しているタイムシェアの管理費+クラブ会費$1700.00だとすると、

$1=110円(2020年)の場合、187,000円
$1=140円(2022年)の場合、238,000円

2年で、出費が約5万円増えたということになります。

もし、今年(2024年)の年末、$1=160円の場合、支払う管理費は272,000円
110円/ドルの時代と比べると、何もしていないのに、85,000円も出費が増えることになりました。

物価高が追い討ち。

さらに、コロナ禍の苦境や、コロナ後の物価高の影響で、最近は管理費クラブ会費ともに毎年値上げしています。
つまり、先ほどの計算では管理費を$1700.00と仮定しましたが、この管理費自体が年々上がっていくので、「85,000円増えた」どころでは済みません。

計算するのもやめてしまいましたが、正直かなりの負担。

この円安 × 物価高の流れは、落ち着くことはあっても戻る可能性は少ない、と考えると、これからも出費はどんどん増えるばかり

当然、円安と物価高の中での旅行では、現地で使う予算も上がりますから、気軽に渡航することも難しい
管理費などの支払いに日々の暮らしが圧迫され、旅行にいけないとなれば、なんのためにタイムシェアを所有しているのか…という負のスパイラルに巻き込まれていきます。

このように、タイムシェアを購入した当初とは、状況が全く異なっているのが現状です。

ローンを組んでいたら…

もし、タイムシェアをローンで購入していたなら、さらに大変なことになっていたかもしれません。

ヒルトンのタイムシェアの場合、ドル建てのローンを組みます。
つまり、2年間でローン=負債1.5倍に増えてしまうということになります。

当然、月々のローン支払い1.5倍になります。
日本でもかなり物価が高騰していますから、ただでさえ生活費が上がっているなか、支払い金額が1.5倍になってしまうというのはとても大変なことです。

ますます旅行に行きづらくなる!

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所有するメリットはあるのか。

ここまで、円安厳しくなった現実をお伝えしました。
これだけだと、持っていて悪いことばかりのように見えますが、それなりにメリットもあると私たちは思っています。

ここからは反対に、

  • タイムシェアを所有し続けるメリット

について考えていきます。

それでも海外旅行するなら。

この円安の中でも、1年〜2年に1回は海外旅行を楽しみたいという方には、タイムシェアがお得な可能性があります。

例えば、ホノルル7泊9日の旅行で、タイムシェアの場合個人手配の場合でかかるホテル代を比べてみます。

タイムシェアの場合
現在所有しているのは、ヒルトンハワイアンビレッジラグーンタワー1ベッドルームプラス(隔年)。
物件の代金は置いておいて、7泊するためにかかるお金は、前回宿泊して以降、ヒルトンに対して払った金額+予約手数料とします。

2022年4月以降ヒルトンに支払ったのは、
約25万円(2023年年間管理費)+ 約4万円(2024年クラブ会費)= 約30万円
これに、約1万円(予約手数料)を加え、7日間のホテル代

  • 約31万円
    ラグーンタワー1ベッドルームプラス

となります。
お部屋はコンドミニアムなので、ベッドルーム、リビングダイニング、フルキッチンと洗濯乾燥機がついています。
ラナイから海が見える、パーシャルオーシャンビューです。

対して、個人手配でホテルを取る場合、同じヒルトンハワイアンビレッジ7泊するためにかかるお金は、

  • 約48万円(参考:HIS・10/7〜10/14・大人2子ども1の場合)
    リゾートビュー、キングベッド1台

タイムシェアの場合と比べ、お部屋のグレードは落ちているのにもかかわらず、宿泊代は1.5倍に。

このように、ホテル代だけでみると、同じヒルトンハワイアンビレッジに1週間ステイするならタイムシェアを持ち続けた方が断然お得に見えます。

まだ子どもが小さい私たちにとっては、旅行先でコンドミニアムに宿泊できるというのはありがたいポイント。
ヒルトンは、周りにショップやレストランが多くプールなども充実しているから、ホテル内だけでも楽しむことができるのも嬉しいです。
海外(ハワイ)旅行が好きで、HGVCのお部屋に泊まることに価値を感じる筆者のような方は、円安が厳しくともタイムシェアを持ち続ける価値はあるのではないかと考えています。

反対に、航空券とセットで手配したり、セールを狙ったりと、もっと安く旅行することもできますし、ヒルトンにこだわりがなければ、素晴らしいホテルは他にも山ほどあります
この際行き先を国内や、アメリカ以外の国々にシフトしよう、という方もいるかもしれません。
また、物件自体のローン支払いが残っている方にとっては、上記の計算は当てはまりません。
その場合、上がり続ける年間管理費等を支払い続けることのデメリットのほうが大きい可能性がありますから、タイムシェアを持つことを考え直しても良いのかも

(一応)資産である。

タイムシェアは、購入済みの方にとっては不動産資産です。
売却益を得る目的で持っている人はあまりいないと思いますが、少なからず売るタイミングというのはあるはず。

現在は、タイムシェアを手放す人が増え、物価高により旅行が難しくなっていることも影響し、売ろうとしても売れないというのが現状のようです。
つまり、やむを得ない場合を除いて、今は手放す時ではないと考えています。

また、本来であれば、垂れ流しになるはずのホテル代
タイムシェアの場合は資産ですから、それを手放した時手元にいくらか残るというのが、普通の旅行とは違う点です。

タイムシェアを満足するまで使い切った!と思えていれば、売却した時、ごく少額だったとしても、いくらか返ってくるだけでラッキーという考えられるはず。
我が家は自由に旅行ができるこれから、まだまだ元を取りたいと思っていますから、売却するにはまだ早いと思うのです。

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結論:タイムシェアを使うか、使わないか。

ここまでメリット・デメリットを挙げてきましたが、難しいことは置いておいて結論

  • タイムシェアを使うなら、所有しておくべき
  • タイムシェアを使わないなら、購入しない・手放すべき

ということに尽きると感じます。

よくも悪くも変化が大きいコロナ後の世界。
私たちのように、急な円安で頭を抱えた方も多いはず。
住む家や、趣味、食べるもの…価値観が変わったという方も多いと思います。

その1つとして、旅行はどうか?部屋はどうか?行く場所は?
と考え直し、それぞれ取捨選択していくことは、決してマイナスなことではなく、それがどんな決断であっても正解・不正解はないと思っています。

私たちも、自分達の価値観を見つめ直すいいきっかけになったと考えています。

私たちのリアルな体験が、どなたかの参考になれば嬉しいです。
今後、タイムシェア所有について見直すことがあった際にも、こちらのブログでシェアしていきます。

タイムシェアについては、以下の記事にまとめています。

前回の子連れハワイ旅行についてはこちらから。

最後までお読みいただきありがとうございました。