我が家は、ヒルトングランドバケーションズ(以下、HGV)のタイムシェア物件を所有しています。
購入したのは2019年3月のこと。
この記事では、説明会に参加するまでタイムシェアの”タ”の字も知らなかったアラサー夫婦が、
- タイムシェアを購入した経緯
- 購入した理由
を紹介します。
タイムシェアは、海外旅行を暮らすようにのんびり楽しみたい方には持ってこいの制度です。
20〜30代でタイムシェアを購入というと、ハードルが高く感じますが、実は早くに所有していた方がいいこともあります。
購入検討中の方もそうでない方も、新しい旅のスタイルの参考になれば嬉しいです。
タイムシェアって何?という方はこちらから。
記事の中でタイムシェアを詳しく説明しています。

購入の経緯
きっかけは、HGVのタイムシェア説明会に招待されたことでした。
ハワイ島への旅行のため、成田空港を歩いていると
3泊5日のハワイ旅行をプレゼント!
の文字が。
うさん臭いなぁ…と通り過ぎようとすると、夫が捕まっている…!
「出発までどうせ暇だから」と話を聞くと、簡単なアンケートに答えることに。
そのまま、帰国後のタイムシェア説明会の予約を入れ、旅行に出発しました。
当日は行くか迷いましたが、3泊5日のハワイ旅行欲しさに説明会に参加。
その日に購入に至りました。

まさにヒルトンの思うツボ!
タイムシェア物件のこと
まずはヒルトンのタイムシェアの仕組みを簡潔にお伝えしておきます。
タイムシェアとは、コンドミニアム1室の1週間分の所有権を購入する制度。
1年は52週間なので、1室の価格を52分割して、共同で所有します。
つまり、1年に1回、1週間その部屋に滞在できるというのが基本です。
ヒルトンの場合、さらにその部屋を毎年利用するか、隔年で利用するかを選ぶことができます。
毎年利用なら52分割分の価格ですが、隔年利用であれば滞在する回数はその半分になるため、物件の価格も少し割安になります。
ヒルトンのタイムシェアはポイント付与タイプ。
所有している物件に、1週間滞在できる分のポイントが毎年、もしくは隔年付与され、それを使って予約を取るという仕組みです。
我が家は、
- ハワイ島の物件
- 隔年利用
で購入しました。
購入した3つの理由
購入当時の夫は36歳、筆者は26歳。
まさか、この年齢でハワイのタイムシェアに手を出すことになろうとは考えてもみませんでした。
ここからは、そんな私たちがタイムシェア購入を決断した理由をまとめていきます。
①お得に滞在できるから。
タイムシェアは、コンドミニアム1室の1週間分の所有権を購入する制度です。
ローンの支払いが終わり自分のものになれば、年に1回(我が家の場合は2年に1回)、6泊の旅行を年間の管理費と予約手数料のみで行くことができるようになります。
海外旅行に行く際、ホテルにどれくらいのお金をかけるでしょうか。
例えばタイムシェアがない場合。
家族3人で、オアフ島のヒルトンホテルに6泊するとします。
- ヒルトン・ハワイアンビレッジ・ワイキキビーチリゾートに6泊7日
- 大人2人、子ども(添い寝)1人
ベッド2台、リゾートビュー
この条件で実際に検索してみると、税金、サービス料などを含める総額は…
(参考価格:ヒルトン公式サイトより 2022年3月現在)
2,866.42ドル = 352,570円(1ドル = 123円)
となりました。
これを、私たちが購入したタイムシェアに置き換えて計算してみると…
- タイムシェアの金額 約165万円(ハワイ島・隔年利用)
- 仮に筆者が70歳になるまで2年に1回ハワイに1週間行くとして
部屋を使用するのはあと22回
つまり、1回あたりのお部屋の使用料は、165万円 ÷ 22回 = 7.5万円。
年間管理費は約18万円が隔年でかかるため、6泊の宿泊代金はおおよそ
7.5万円 + 18万円 = 23.5万円
となりました。
これだけでも割安ですが、上記で例に出したヒルトンホテルはベッド2台の1室の代金なのに対し、タイムシェアのお部屋は1LDKのコンドミニアムタイプ。
お部屋タイプのことまで考えると、さらに割安なのがわかります。
当然この計算は、購入時の年齢、ローンを組むか組まないか、どこの物件を所有するかによっても変わるので一概には言えませんが、個人的には購入を決めた大きな理由となりました。
②コンドミニアムは勝手がいいから。
そのコンドミニアムタイプのお部屋。
洗濯機・乾燥機・キッチンなどそこで生活するのに必要な設備が備わっています。
特に子どもがいる世代には、ありがたいポイントがたくさんあります。
例えば…
- 気軽にランドリーが使える。
予想外に服を汚しても大丈夫!荷物の量も減る。 - 電子レンジがある。
レトルト食品などを温めてすぐ食べさせられる。離乳食にも便利! - お部屋でのんびり食事ができる。
気を使う外食の回数が減らせる!子連れで毎回外は疲れる… - お部屋でもそれなりに楽しめる。
ちょっとしたかくれんぼくらいできる。雨天や大人が休みたい時にありがたい! - リビングと寝室が分かれている。
子どもが先に寝ても、ゆっくりと羽を伸ばせる。
などなど…
ホテルタイプのお部屋とは比べ物にならないくらい便利だし、ゆったりできるから、自然と心の余裕が生まれます。



海外旅行では心の余裕がとても大事。
さらに、自分達の親を連れていくことも想定しました。
ヒルトンのタイムシェアはポイント付与タイプなので、使い方次第ではベッドルームが2つある部屋をとることもできます。
2部屋寝室があれば、お互いのプライバシーを守りつつ一緒に宿泊もできます。
広いリビングにキッチン付きなので、みんなで集まってゆっくり食事をすることもできます。
レストランのケータリングサービスを頼み、乾杯するのもおもしろそう。
こうして見てみると、一見割高に見えるタイムシェアの旅行ですが、コスパはとてもいいと思っています。
③維持管理の苦労なく別荘が持てる。
元々、ハワイとまでいかなくても、



いつかどこかで別荘を持てたらな…
と考えていた私たち。
でも、実際に別荘をもつとなると大変なのが、維持管理です。
毎週末通えるならいいですが、行きたくても行けないのが現実。
やっと取れたバケーションは、掃除に始まり掃除に終わります。



害虫が入っていないか…ネズミなどが住み着いていないか…
と恐る恐る確認。
帰りの車内では、



ガスの元栓閉めた?ブレーカーは?
なんて不安になったり。
不在中犯罪に巻き込まれていないか?
災害が起こったら、すぐに確認に行けるか?
もし、倒木などで被害を出してしまったら?
…などなど、心配事は盛りだくさん。
別荘を自分たちだけで維持管理していくのは大変です。
古くなった別荘を相続したもののなかなか売れず、苦労している子ども世代の話もよく聞きます。
別荘地などでは、パトロールや維持管理をしてくれるようですが、やはり費用はかかります。
さらに、水道光熱費は引いてある以上、使っていなくても毎月基本料がかかります。
いろいろ考えると、別荘を持つというのはなかなかハードルが高いのです。
タイムシェアであれば、自分がいない間は他の誰かが泊まっているし、プロのハウスキーパーが毎日清掃してくれています。
建物の維持はもちろん、家具家電も定期的に入れ替えてくれるため、壊れたり傷んだりする心配もありません。
もちろん、管理費は国内別荘より桁違いに高いですが、前述の通り、これも旅行代のうちと思えばコスパは悪くない。
さらに、アメリカの法律が変わらなければ子ども世代に相続することができます。
ポイント制のヒルトンのタイムシェアは、世界中のタイムシェアリゾートの予約を取れるので、たとえ子どもがハワイに興味がなくても、他の国の旅行に使えます。
不動産資産としては考えないほうがいいですが、売却することもできます。
自分達だけの別荘として、家具を揃えたり、庭の手入れをしたりはできないので、別荘がある!という特別感には欠けますが…
海外旅行が好きで、ハワイが好きだからこそ、自分で持つことにこだわらずタイムシェア購入を選択しました。
今だから買いました。
以上が、アラサーの私たちがタイムシェア購入を決断した理由でした。
最終的には、これからの人生40年に投資した。
これにつきます。



健康で長生きしよう。
タイムシェアは大きな買い物。
だからこそ、万人におすすめできるものではありません。
しかし、価値観、購入するタイミングが合えば、人生を変えるような素晴らしいお買い物になるかもしれません。
海外旅行が好きで、暮らすように旅がしてみたいなら、ぜひ「タイムシェア」と検索してみてくださいね。
これからタイムシェア説明会に行くなら。
ヒルトンのタイムシェア説明会の予定がある方は、行く前にこちらで予習を。


タイムシェアを使った旅行も紹介しています。


最後までお読みいただきありがとうございました。