ゆったりめのテントサイトに、合流・グループキャンプ禁止など、ファミリーにとても優しいキャンプ場、Foresters Village Kobitto。
山梨と静岡に2ヶ所のキャンプフィールドがあります。
今回は、そのうちの静岡県側。
Foresters Village Kobitto あさぎりキャンプフィールドに行ってきました。
水場やトイレはこびっとクオリティながら、南アルプスフィールドより、さらに自然に囲まれた、ひっそりとした雰囲気を味わうことができました。
この記事では
- Foresters Village Kobitto あさぎりキャンプフィールドについて
- 宿泊したドッグランサイトについて
を、南アルプスキャンプフィールドと比較しながら紹介していきます。
キャンプ場を検討中の方や、どちらのこびっとに行くか迷っている方に、参考にしていただけたら嬉しいです。
前回訪れた南アルプスキャンプフィールドは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

キャンプ場について

Foresters Village Kobitto(以下、こびっと) あさぎりキャンプフィールドは、富士山にほど近い、静岡県富士宮市のキャンプ場。
キャンプの聖地、ふもとっぱらキャンプ場のすぐ近くです。
この辺りはキャンプ場がとても多く、観光地なので、周辺に牧場や滝、道の駅など楽しめる施設がたくさんありました。
- テントサイト 45区画
ログキャビンはありません。

サイトが広めで、プライベート感があります。
チェックインについて
- チェックイン 14:00〜18:00
アーリーチェックインは有料で、それぞれ料金が異なります。
- ちょい早
13:30〜14:00(予約なし可) - アーリーチェックイン
12:30〜13:30(予約なし可) - アーリーDAYプラス
10:00〜12:30(要予約)
アーリーチェックインは10時からの一択のキャンプ場が多い中、こびっとは様々な種類があることが特徴的です。
12時半までは予約が必要ないので、現地に到着した時間に合わせてチェックインすることができます。
チェックアウトについて
- チェックアウト 9:00〜12:00
(ログキャビンの場合、11:00まで)
なんと、追加料金なしでチェックアウトが12時というのもありがたいポイント。
さらにレイトチェックアウトすることも可能です。(事前予約NG、当日確認が必要)
この辺りの基本的な利用方法は、南アルプスキャンプフィールドと同じです。
受付


ログハウスの受付。
チェックイン時、ここでしっかりとルールの説明を受けます。
利用者全員が必ず聞くので、ファミリーフレンドリーな空気が作られているのだと感じます。





こびっとクオリティです。
コンパクトですが、売店にはちょっとした調味料、おもちゃやキャンプギアの取り扱いがあります。
南アルプスキャンプフィールドと比べると、種類は多くありません。
キャンプ場で買うつもりではなく、あくまでも忘れ物をした時用と考えた方がよさそうです。
サニタリー棟


手入れの行き届いたサニタリー棟。
ハロウィンの装飾がしてありかわいいです。
- 水場
- ごみ捨て場
- コインランドリー
が集まっています。
整った、清潔感のあるゴミ捨て場に、お湯が出る水場。



本当に快適です。
トイレ棟


トイレは個室で、ウォシュレット付きです。
コインシャワー
南アルプスキャンプフィールドではサニタリーハウスでトイレと併設されていたコインシャワーですが、あさぎりキャンプフィールドでは、男女別のコインシャワー棟が備わっています。


女性側は、かなり大きなコインシャワー棟です。


3分100円で、24時間利用可能です。
サニタリー棟や、トイレ、受付からは離れたところにあるため、人通りは少なめです。


女性側はもともと大浴場だった建物を、シャワーとして使用しているようです。
室内に使われていないように見える浴槽があり、気になる方もいるかもしれないと感じました。


トイレと併設されたコインシャワーがある南アルプスキャンプフィールドに比べると、どうしても見た目は暗い印象がありますが、中は清掃が行き届いていて、とてもきれいでした。



子どもと一緒なら、こちらのタイプの方が入りやすいかも。
ひろば


構内にはひろばが1つあります。
ツリーハウスが最近ついたそうで、子どもたちがたくさん遊びにきていました。
南アルプスキャンプフィールドには室内遊び場(やすもっと)がありますが、あさぎりキャンプフィールドにはそのような施設はありません。



代わりににじます池があります。(後述)
キャンプ場を流れる川
川は敷地内ですが、手前にある林を少し歩きます。


広く、深呼吸をしたくなる気持ちの良い林です。


これを抜けると、川があります。




地図に載っていない支流の川のようです。
晴れが続いていたこともあってか、水は少なめ。
どこまでも歩いていけます。
南アルプスキャンプフィールドの川は、キャンプ場を降りるとすぐ。
深さもそれなりにあるため、川遊びをしやすい雰囲気でした。
対してあさぎりキャンプフィールドに流れる川は、水位が低く、ゆったり流れていました。
手前の林を含めて、ゆっくりと散歩を楽しみたいような、癒される雰囲気を感じました。



真夏の川遊びなら南アルプス、秋冬の川辺散歩ならあさぎりといった雰囲気。
にじます池


キャンプ場内に、にじます釣りや、掴み取りを楽しむことができるにじます池があります。


受付で餌と竿を借り、釣った魚の分と併せて返却時に精算します。
釣り方がわからなければ、親切に教えてくれます。



初めての釣り体験にもピッタリ!


釣れるでしょうか…


釣れました!


串も売店に売っています。
水場に捌き方が書いてあるので、全く準備をしていなくても楽しむことができました。





いかにもキャンプらしいアクティビティを体験できました。
キャンプ場全体を比べると、あさぎりキャンプフィールドの方がこぢんまりとしている印象がありました。
受付などの大きさがコンパクトで、川も細いのでとても静かです。
しっとり、ゆったりと自然を楽しめる雰囲気があったと思います。
ドッグフリーサイトについて
ここからは、今回キャンプをしたドッグフリーサイトについて紹介していきます。


今回宿泊したのは、ひろばの右奥側、DF-2です。
125㎡の広いテントサイト


あさぎりキャンプフィールドには、ノーリード可のサイトが3種類あります。
- ドッグサイト
- ドッグフリーサイト
- ドッグランサイト
下に行くほど面積が広いです。
今回宿泊したドッグフリーサイトは、真ん中のサイズ、125㎡です。
南アルプスフィールドのドッグフリーサイトと比べると、あさぎりキャンプフィールドのほうが少し広いです。
電源付きで、夏場・冬場でも安心です。
2つあるドッグフリーサイトは、どちらもサイト内に段差と坂道があります。
一般的なテントは収まるので、スペースについてはあまり気にならないですが、小さなお子さんや、シニア犬と一緒の場合は気を使う必要があるかもしれません。



息子もよく転んでいました。


DF-2は段差が2段。
車はサイト内に駐車します。
テントを張ると、こんな感じです。





広い!
段差があることで、車、遊び・焚き火エリア、テントと、なんとなく空間が分かれている感じがして、居心地がよかったです。
とても広く、アップダウンがあるので、犬も運動しがいがあります。


木製の柵はところどころで、車を入れる部分はネット製の柵です。
地面との間を、サイトに落ちている石で塞ぎます。
これが心配という方も多いかもしれませんが、思いのほかしっかりしたネットなので、しっかり石で塞げば、よっぽどのことがなければ犬が出てしまうことはないように感じました。
ドッグ向けサイト、どっちを選ぶ?


南アルプスキャンプフィールドでは、キャンプ場全体の印象は賑やかなものの、ドッグ向けサイトは、かなり人里離れたエリアにあり、夜はちょっと怖い雰囲気もありました。
対してあさぎりキャンプフィールドでは、ひろばの近くや、2ファミリーサイトの近くにあり、昼間は比較的賑やか。
寂しさを感じることはありませんでした。
ただ、当然人通りや子どもの声は増えるので、プライベート感、静けさ重視なら、南アルプスには敵いません。
人が苦手なわんちゃんと一緒の場合も、南アルプスの方が接触が少なくて済むと思います。
対して、電源付きの点、トイレや水場が近い点では、断然あさぎりが便利。
売店の品揃えは少なめですが、基本的なものは揃いますし、周辺が観光地なので、遊びの選択肢も多いと思います。
ちなみに、どちらのキャンプフィールドもドッグ向けサイトではdocomoの電波は入らず、管理棟周辺まで行く必要がありました。
(2023年11月現在)
というわけで、南アルプスとあさぎりのドッグ向けサイトを筆者なりにまとめるとこのようになりました。
南アルプス | あさぎり | |
---|---|---|
キャンプ場の雰囲気 | 賑やか | 静か、こぢんまり |
ドッグ向けサイトの プライベート感 | 超プライベート | 人通り多め |
便利さ | △ | ◎ |
子連れにおすすめ | ○ | ◎ |
どちらのキャンプフィールドもそれぞれ違った良さがあり、毎年訪れたくなるアットホーム感があります。
改めて、特にファミリーには、とてもおすすめできるキャンプ場です。
まとめ
Foresters Village Kobitto あさぎりキャンプフィールドを紹介しました。
ファミリーに優しく、手入れの行き届いたこびっとクオリティはそのままに、南アルプスよりもしっとりとした、静かな自然を体験できました。
川遊びや探検はもちろん、場内ににじます池があることで、体験の幅も広がります。



南アルプスも、あさぎりも、どっちも最高!
ぜひ次のキャンプ地の候補にしてみてくださいね。
南アルプスキャンプフィールドを詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。